岡山大学大学院自然科学研究科 先端基礎科学専攻(物理学・数学・地球科学)  
TOPページへ お問い合わせ
 
 
 
 
 
 
 
 TOPページ>活動報告
 1.[Spring8 実習の感想]

SPring8 実習報告

企業と実験 滅多にない機会


数理物理科学専攻 学籍番号41419127 氏名 横田祐輔

 私は、 '07年11月10日〜11月12日の間、SPring8へ先端放射光科学実習に参加しました。 今回は、BL14B2で住友金属様, JASRI様の指導のもと、試料の重量計算、ペレット作り、 XAFS測定の原理、作った試料のXAFS測定を教えていただきました。
 XAFSに関しては、今まで使ったことがなく、まったく未知だったのですが、分かりやすく教えていただき、 測るまではできるようになったと思います(室温でですが)。解析についてはまだまだです。 最後に測定結果の簡単な説明をしていただき今回の狙いがわかり、とてもよかったです。 また、試料のペレット作りでは、適正重量の計算・秤量・混合・ペレットという段階で作成しました。 私は大学で試料ペレット作りの経験があり、企業の方に教えていただいたものとほぼ相違なかったのですが、 一つ一つに工夫があり、そしてなによりも試料の扱いが丁寧でした。
 この三日間を通して、私は大学で、試料・実験道具の扱い方を見直す必要があると思いました。 試料・道具を取り扱うときは必ず手袋をして、試料に触れないようにするという配慮が多分に欠けているということを 思い知らされました。また実験後には、道具のメンテナンスを必ずするということも重要です。 そういった地味な作業が私には、欠けていました。このように思えたことが今回一番勉強になったことです。 実験者にとって当然のことができていない自分をしることができました。これからは、この経験を生かしていけるように、 実験にとりいれていきたいと思いました。またXAFSに関しても、これを機会に測定に関しては原理など いまいちなところが多くあり、また、得られたグラフからどのようなことが分かるのかなど分からないところが多くあるので 勉強して理解していきたいと思います。
 このイニシアチブ先端放射光SPring8実習では、得るものが多くとても有意義なものだったと思います。S Pring8には研究室から何回か行っていたのですがBL14B2は、初めてでとても勉強になりました。 また企業の方達と話せたり、また企業で研究している実験が一緒にできたりと滅多にない機会なので、 とてもよかったと思います。大学内で実験をしているばかりでは、自覚できないことが多く発見でき、 いい刺激となったので参加してよかったと思います。

このページの上へ

 
Copyright(c) 2006 Graduate School of Natural Science and Tecnology,OKAYAMA University All Right Reserved.