岡山大学大学院自然科学研究科は、平成17年4月、社会的ニーズや学問領域の新たな発展に対応するため改組し、「先端基礎科学専攻」など4専攻からなる新生自然科学研究科となり、さらに高度な研究と教育を実施していく体制が整いました。
私たち「先端基礎科学専攻」では、改組を機に、大学院教育の実質化を図り、先端基礎科学の開拓とそれを推進できる研究者の育成を目指す新しい大学院教育プログラムを提案し、平成18年度の文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシャティブに採択されました。
本プログラムでは、学部専門・大学院博士前期課程・後期課程教育の体系化を図るともに、先端基礎科学の徹底教育と地域先端科学施設(SPring-8, HiSOR, KAMIOKANDE, 高知コア)を積極的に利用した現場体験型教育による技術開拓者育成と、現代の先端科学水準を更に切り開く自立型開拓研究者育成を目指して以下のようなことを実施します

  1. 学部専門・博士前期課程の実質6年一貫教育カリキュラムの整備
  2. 講義、実習、研究のバランスよい配置と、地域先端施設での実習
  3. 国際若手シンポジュウム開催
  4. 海外・国内先端科学施設での武者修行の奨励
  5. 博士号取得指導の標準化・透明化のための、アドバイザリーボードの設置とそれを実質化する研究者育成カルテの作成
  6. 事業実施状況のホームページ公開