講義「科学の基礎 -物理の数学的基礎T-」

    
     講義「科学の基礎 -物理の数学的基礎T-」

         

  • 日 時 : 2013年05月18日(土)13:30〜16:30  
  • 講 師 :  原田 勲 岡山大学名誉教授      
  • 場 所 : 岡山大学大学院  自然科学研究科棟1階【N24】  〔MAP〕  
  • 宿 題 : 次に与える問題は,2008年物理第1チャレンジ理論問題の1つです。良く読んで,5/18までに考えておいて下さい。答えまで行き着かなくても良いので,色々な場合を想定しておいて下さい。
    ◇断熱性のよい容器A,Bと熱伝導性の高い容器C,Dがある。 容器A,Bにはそれぞれ,80℃のお茶(ただし,比熱は水と等しいとする)1,000gと,20℃の水1,000gが入っている。 A,Bは容器C,Dを中に入れられる大きさで,中の液体がこぼれることはない。これらの容器は,次のような使い方ができる。
      1)容器Bに入っている水をすべて容器Cに移し, 容器Cを容器Aの中に入れる。
      2)熱伝導によって,しばらくすると,容器Aのお茶と,容器Cの水の温度は等しくなる。
    【問題 】
     容器A〜Dを利用した熱伝導の過程だけを用いて,お茶と水を 混ぜることなく, 最終的な水全体の温度を,最終的なお茶全体の 温度より高くすることはできるだろうか。できるとすればその方法 の1例を,またできないとすればその理由を述べなさい。         
  • 概 要 :  ・温度と比熱 (宿題の解答・解説・計算実習)
            ・関数と微分
  •  【受講生の感想】 

    ◆熱エネルギ−が伝わる時の条件などが良く分かり、熱交換の必要性も知った。微分については、とても難しい事柄を学習しながら理解することができた。
    ◆エクセルを使った計算が楽しかった。6ケタ以上の四則混合計算をクリックした途端に解いてしまうことに、かなりの驚きがあった。微分は、以前に少しやった時の微かな知識が浮かび、改めて根本的なものを理解することができた。今日も楽しかった。
    ◆微分というものに初めて触れ、すごく難しかった。これがいろんな計算に関わっていることに興味を持った。
    ◆関数は知っていたが、微分は知らなかった。1つ分かると少しずつ分かったので出来た時は嬉しかった。家に帰ってもっと理解しておきたい。
    ◆微分について、もっと深く考えてみたいと思った。



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