講義&実験「金属錯体 - その色と形の変化 -」

    
     次世代科学者育成プログラム「科学先取りエクスプロ-ラ-コ-ス」体験講座・説明会
       講義&実験「金属錯体 - その色と形の変化 -」


         

  • 日 時 :  2013年9月14日(土)13:25〜16:30
  •  
  • 講 師 :  鈴木 孝義 岡山大学理学部化学科准教授
         
  • 場 所 :  岡山大学大学院  自然科学研究科棟1階【N24】 〔MAP〕
  •      
  • 概 要 :  金属イオンのまわりに分子あるいはイオン(これらを配位子と呼びます)が規則的に結合した
           「金属錯体」は、有機物や無機化合物が単独では実現できない興味深い性質を示します。
            金属イオンと配位子の組み合わせの多様性から、この金属錯体には無限の可能性が
           秘められています。
            今回の講義と実験では、この金属錯体が示す色と形の違いに注目し、なぜ色の変化が起こる
           のかを考えてみましょう。
            また、「色を測る」ことにも挑戦してみましょう。
  •  【受講生の感想】 

    ◆目に見える色の変化や発光が多く面白かった。実験は反応が劇的だったし、先生やTAの方々もわかり易く話してくれたので、凄く良い時間だった。今回の実験では、知らない薬品名が沢山出てきたりして、まだまだ勉強不足だなあと実感した。これからもチャンスがあれば積極的に参加して色々なことに対する理解を深めていきたいと思う。
    ◆いつも見ている「色」がこういったものに支えられていることが分かった。特に青い輪ができる実験が面白かった。ここで得た知識を今後の勉強に役立てたい。
    ◆試験官での花火はすごくきれいだった。色々な実験をして、とても楽しかった。ありがとうございました。
    ◆金属も混ぜたり結びついたものによって色が変わるというのが面白かった。振動反応は同じことを繰り返していて、それが面白かった。その時に、フェロイン溶液を入れるか、ルテニウムを入れるかで結果が違うことに驚いた。
    ◆今日は様々な実験ができたのでとても楽しかった。金属錯体の量・温度・時間など、様々な方法で色を変化させる実験をしたが、どれも丁寧に説明して下さり、とても分かり易かった。金属錯体についても分かったので良かった。とても面白かったので、個人的にまた調べてみたいと思う。
    ◆色を数値で表すことができるのを初めて知り、面白いと思った。最初は金属錯体について全く知らなかったし、想像がつかなかったけれど、沢山の実験を通して少し学ぶことができた。さらに、沢山の錯体が発見されていることや、それらが私達の生活ととても関わりがあることを知り、もっと詳しく知りたいと思った。
    ◆様々な金属に配位子が配位結合してできる金属錯体が、その後に入れられる配位子によって、また新たな金属錯体となって、スペクトルの規則性や沈澱して出てくるようになることを知った。その他にも温度によって色が変わるコバルト錯体や振動反応を繰り返す錯体の反応を知ることができ、とても貴重な体験ができた。なにより、楽しかった!



岡山大学 大学院自然科学研究科
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1
メール:sakidori-okayama@science.okayama-u.ac.jp ※ご連絡の際は、氏名、学年をお知らせ下さい