講義&実験『顕微鏡で覗くでんぷん粒の不思議』

    
     講義&実験『顕微鏡で覗くでんぷん粒の不思議』      
  • 日 時 :  2013年12月21日(土)13:30〜16:30  
  • 講 師 :  松島 良 岡山大学資源植物科学研究所テニュアトラック助教
         
  • 場 所 :  岡山大学大学院  自然科学研究科棟1階【N24】 〔MAP〕
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  • 概 要 :  この授業のキーワードは、"顕微鏡"と"でんぷん"です。
           でんぷんは、植物が作る多糖類で、私たち人間のエネルギー源(主食)です。
           でんぷんは、細胞の中では不溶性で、でんぷん粒という粒子を形成します。
           でんぷん粒の形や大きさは植物の種類によって違っていて、でんぷん粒の形をみると植物を同定できる
          ほどです。
           この授業では、いくつかの植物種のでんぷん粒を観察するために、プレパラートの作成と顕微鏡観察を
          行ない、それぞれの植物がどんな形のでんぷん粒をつくるのかを調べます。
           また、与えられた粉末がどの植物に由来するかも同定してみてください。
         
  •  【受講生の感想】 
    ◆肉眼では見ることのできない世界に踏み込んだ気がして、何か嬉しく思った。でんぷん粒を見るだけで、そのものの種類が分かるということに、とても驚いた。大きかったり、小さかったり、まとまっていたり、ばらばらだったりと、とても可愛いような気がした。とても楽しい時間だった。
    ◆でんぷんが色々な形・集まり方・大きさをしていて、面白かった。
    ◆アミロ−スとアミロペクチンの2つからできているものが、その割合によって形や性質があることに驚いた。ヨウ素デンプン反応は、学校で実験はしたけれど、どうしてデンプンと反応して色が変わるのかは知らなかったため、今日、知ることができて良かった。
    ◆家にも顕微鏡があるので、小麦やコメや他のものを見てみようと思う。DNAについても調べて解るようになりたい。
    ◆顕微鏡の構造について知っているつもりだったが、レンズを重ねて色収差をなくしていることや単式顕微鏡があることなど全然知らなかった。家に帰って、是非作ってみようと思う。普段“でんぷん”と一括りにしているものに種類があることを知り、とても面白いと思った。お米を食べる時に意識してみようと思う。


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