「金属イオンの反応・定性分析」をマイクロスケール実験でやってみよう

    
     講義&実験『「金属イオンの反応・定性分析」をマイクロスケール実験でやってみよう』


         

  • 日 時 : 2014年01月25日(土)13:30〜16:30
  •  
  • 講 師 :  米田美佳 岡山大学工学部技術専門職員
         
  • 場 所 :  岡山大学大学院  自然科学研究科棟1階【N24】 〔MAP〕
  •      
  • 概 要 : 「金属イオンの反応・定性分析」は高校化学で学習する非常に重要な
          テーマの一つです。
           実験資料集等でも紹介されているので、知っている人も多いかもしれません。
           また、金属イオンの定性分析は、岡山大学を含め、大学の初年次実験として広く行われています。
           本講座では、この「金属イオンの反応・定性分析」を”マイクロスケール実験”という方法を用いて行い
          ます。
           マイクロスケール実験は、少量の試薬で出来ることから廃液量を減らすことができ、環境に優しい実験と
          して注目されています。
           みなさんも少しの試薬で最大の効果をあげてみませんか。
  •  【受講生の感想】 
    ◆色がはっきり分かれて、言葉で表現しにくいような色の沈殿も出て来て、感動的だった。また、こんなにも本格的な実験は初めてだったので、すごく興奮した。未知試薬の正体も長い間かけて悩むことができたので、分かったときはすごくすっきりした。今日は、とても楽しくて、充実した実験だったと思う。
    ◆一つの物に一つの色の物だけが沈殿するのではなく、様々な色の沈殿物が発生するメカニズムを知りたい。
    ◆さまざまな金属イオンと試薬の反応を実際に行うことで、その金属イオンは何のイオンなのかが分かった。また、学校ではできない実験ができて良かった。
    ◆今日は白衣を着て、実験も分かり易いもので、とても楽しかった。ミニ試験管(?)を逆さにしても中の液体がこぼれないのにはとても驚いた。未知の試料を調べるのは、かなり難しかった。量の違いで色が変わるのは、なかなか面白かった。
    ◆すごく楽しかった。鉄(U)のイオンにアンモニアをかけた時の赤褐色や、コバルトに水酸化ナトリウムをかけた時の色がきれいだった。
    ◆学校でイオンについて習ったばかりだったので、その時に習ったことを用いて理解できたので良かった。たくさんの実験をする機会は余りないので、今日は環境にやさしく実験ができて嬉しかった。同じ白色沈殿でも、細い線状のものが見えたり、もやみたいになっていたり、一つの塊になっていたりと、違いを観察することができた。セルプレ−トをひっくり返して観察できたことが、とてもきれいで良かった。


岡山大学 大学院自然科学研究科
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1
メール:sakidori-okayama@science.okayama-u.ac.jp ※ご連絡の際は、氏名、学年をお知らせ下さい