VOICE

    〜《科学先取り岡山コース》で、半年間学んできた2008年度コース生の声をご紹介します〜


コース生の声

【高校先取りクラス】 田口(中学3年生)

  女性科学者になりたいという大きな夢を掲げ、去年の暮れから高校先取りコースに参加しています。
 いざ参加してみると自分が想像していた以上にレベルが高い講義内容に自分の力不足を感じると同時に、こうした場で学べることに喜びを覚える日々です。
 はじめ、私は主に科学の実験を中心に講義が行われるものと思っていましたがそれは間違いでした。
 まずは、計算や数学の理論・文章を書くこと・文章をまとめて人前で発表し自分の伝えたいことを表現する訓練など、教育内容は多岐に渡っていました。その中で自分がいかに未熟で学ぶべき事が多いかを改めて実感しました。
 私には「もっと知りたい、学びたい、そして自分を高めたい」という強い意志があります。そしてなにより科学者になりたいという夢があります。
 私は生物に関係する科学が好きで、数学は苦手でした。数学ができなくても、生物は関係ないからいいや、とあまり数学に熱心に取り組んでいませんでした。しかし、それは誤りであったとこのコースに参加して気づきました。
 このコースでは、科学だけを学ぶのでなく、他の教科との関連などのつながりも大切にしていると感じました。ニュートンなどの有名な科学者がそうであったように、科学だけができるだけではいけない。そう気付くことができました。


【高校先取りクラス】 小林(小学6年生)

  講義を受講して知識が広がりそれをきっかけに自分で解らないところを調べたり、なぜだろうと考えるようになりました。また、科学以外のことも今まで以上に興味を持ちアンテナを張り巡らせるようになりました。
 受講を機に、学ぶ楽しさ・喜びを先生方や友達から得て僕の日常をも変えました。
 新聞を見ていても「黒いダイヤ(炭化ケイ素)」「黄金分割」などの話題が自然と目に飛び込んで来たり、「音楽と数学・物理」も音階をきっかけにピタゴラス・オイラー・ケプラー・フーリエと感動の扉が開きました。
 今後は、実験をして結果を待つのではなく「予測を立て、予測と結果から理由を考える」を課題にしたいと思います。


【大学先取りクラス】 山根(高校2年生)

   実験によって学校で学んできた理論だけでなく実際にそうなることを確認することがき、理解が一層深まりました。
 さらにこのコースでは実験器具が一人に1台与えられ、思いっきり実験に取り組むことができました。「キレート滴定」で初めて白衣と保護メガネを身につけた時は、まるで一人前の化学者になった気がして深く感動しました。
 また、このコースでは理科・数学力以外にも国語力の養成に力を入れており、毎回講義後は、講義内容のまとめ・感想を書くことが課せられ、私は文章を書くことに余り慣れていなかったので始めは苦労しましたが、いつの間にか国語力、特に感想文を書く力が身につき、学校で感想文を書いた時も以前よりもすんなりと書くことが出来て非常に驚きました。科学の力を伸ばしたいと思って参加したこのコースで、国語の力も伸ばすことが出来たのは大変素晴らしいことだと感じています。
 他にも、知人・友人が増えたこと。コースに参加することが毎週の楽しみのひとつになったこと。プレゼン能力が身に付いたこと。など有益な点が沢山あり、このコースに出会えたことにとても感謝しています。


【大学先取りクラス】 鈴木(高校2年生)

  私には科学者になりたいという夢があります。今までは漠然と大学に行けば科学者になれると思っていましたが、このコースで先生方の話を聞いて、科学者になりたいという夢が科学者になるという決意に固まってきました。
 このコースに参加し自分自身で成長したと思ったことは、まず科学に対する意欲です。今までは、学校やイベントで習ったことをそのまま鵜呑みにしていましたが、最近は参考書やネットで詳しく調べたり理解できるように積極的に学ぶことができるようになりました。
 また、同じような科学の好きな友達ができて意見交換をすることによって、自分の考えを相手にも判るように意識して話すようになりました。これまでも授業中等に科学についての自分の考えを話すことがあったのですが、周りの友達には余り理解してもらえませんでした。しかし最近はわかってくれる人も少しだけ増えてきました。
 このコースでは、発表する機会が多いので他の人の発表が聞け文書のまとめ方や話し方、そして自分とは違う視点での考えが聞けるのでとても勉強になるし、自分の反省すべき点もわかってくるので、発表は苦手ですが機会があればまたチャレンジして少しでも良くしていきたいです。
 講義は毎回バラエティに富み、自分の知らなかった分野も多く取り上げられるので、今後も自分の視野を広げることによって今まで見えていなかったものが見えるようになりたいと思います。


【大学先取りクラス】 藤田(高校1年生)

   自分が知っていた科学の世界よりもっと奥が深いことを知ったり、学校の理科の授業の実験よりも自分の手で納得できるまで実験の経過を観察できたことはとても魅力的でした。
 また、毎週、理系の専門の先生のお話が聞けることは何よりの喜びであり、又益々興味がわき参加している同じ志の友達と会うことも僕には刺激になります。
 カミオカンデへの参加で最先端の科学を見ることができたこともとても良かったです。
 大切だなと思ったことは、自分の成果を発表していくことです。今までこの様な経験がほとんど無かったので初めは戸惑いましたが、僕より学年の下の子が堂々と発表していたり高校生の発表では色々な工夫や話の仕方など、参考になることが沢山ありました。
 今後は、今興味のあるロボット工学や化学についてしっかりと学び、本当に自分が学んでいきたいことを見つけ、それについて調べていきたいと思います。


【大学先取りクラス】 藤原(高校3年生)

 科学についてしっかり理解できたのはもちろんのこと、大学の教授やコースに通っている友達まで様々な科学についての考え方や自分たちでは考えもしないような貴重な意見を聞くことができました。
 半年間とは思えないくらいの内容の濃い経験をさせて頂き、どのプログラムをとっても大変興味深いものでした。

                                                               (画像はイメージです)
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