開講科目
講義名 先端放射光科学実習
- 英文名 Advanced Synchrotron Material Science Course
- 単位 2単位
- 担当教官 池田直、野上由夫、横谷尚睦、村岡祐治、平井正明
- 開講時期 後期
- 授業計画 講義(6コマ)、放射光実習(HiSOR実習 12コマ、SPring-8 12コマ)、合計 30コマ
- 授業概要
将来、放射光を利用した研究を行う上で必要な知識と経験を
得ることを目指として、放射光に関する講義と先端放射光施設での実習
を行う。講義では放射光の基礎から放射光を用いた最先端物質科学研究
について学ぶ。HiSORにおける実習では、現代エレクトロニクス
の根幹物質であるシリコンの電子状態を光電子分光と軟x線吸収分光測
定により観測する。これを通して、放射光施設の仕組みや放射光施設を
使う上での基本的な考え方について学ぶ。SPring-8における実習
では、最先端の物質応用研究を行っている企業との研究に参加し、先端
放射光の応用研究に対する役割を理解する。これら一連の講義・実習に
対する報告会を行う。
開講科目名: 先端地球科学実習
- 英文名 Exercise in Frontier Earth Sciences
- 単位 1単位
- 担当教官 各教員
- 開講時期 後期集中
- 授業計画:
最先端の地球科学研究において、通常の大学院の授業では学ぶことのできない実習
を、学外の最先端研究施設において学ぶ。例えば、統合国際深海掘削計画(IODP)など
の国際プロジェクト研究が現在進められているが,そのような国際的な場面で活躍す
る人材を育成するための実習を行う。
実際には高知コアセンターなどで開催される海洋堆積物コアの解析スクールなどに
参加する。コア研究にとって必須である岩相記載やスミアスライド観察,非破壊計測
などの高度に専門的な実習を4日間で学び、実習の報告書・報告会などで評価する。
講義名: 先端基礎科学プログラミング実習
- 英文名 Advanced Object-oriented Programming Course for Physics
- 単位 1単位
- 担当教官 田中 礼三郎
- 開講時期 11月29日(水)〜12月1日(金)
- 授業計画 3日間(8コマ)、合計 30コマ
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授業概要
C++は、科学計算のみならず産業でも使われ、 最もよく使われる
商用のオブジェクト指向プログラミング言語である。その初歩から実際のプログラミ
ングまで講義・実習を行う。
開講科目名: 先端宇宙素粒子実習
- 英文名 Advanced Experimental Training Course for Astro-Particle Physics
- 単位 1単位
- 担当教官 作田 誠
- 開講時期 12月4-6日(月ー水)
- 相手機関指導教員 塩澤 真人(東大宇宙線研 助教授)、
関谷 洋之(東大宇宙線研 助手)
TA 南野 彰宏 (東京大学博士課程D3)
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概要:
神岡地下実験は1981年小柴昌俊(当時東大教授)により始められた。
氏は1987年の超新星爆発によるニュートリノ検出に成功し、
ニュートリノ天文学を確立した業績によりノーベル物理学賞を受賞した。
その後継のスーパーカミオカンデ実験では、ニュートリノの質量の発見
(1998年)という20世紀後半の大発見や太陽ニュートリノ振動の発見という大
きな成果を生み出した。
旧カミオカンデ実験跡に建設された東北大学のカムランド実験も
原子炉ニュートリノを使い太陽ニュートリノ問題の最終決着や、
世界で初めての地球ニュートリノ検出という成果を上げた。
他にも重力波観測実験、暗黒物質実験、2重ベータ崩壊実験等が地下実験所に在る。
これらを見学し、実習する。
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授業計画:
- 一日目:地下実験物理講義+安全講習
- 二日目:
- 実験施設見学(スーパーカミオカンデ実験、カムランド実験、重力波観測実験、暗黒物質実験、2重ベータ崩壊実験)
- スーパーカミオカンデ実験の11000本の光センサーの信号応答の調整実験
をニッケル線源、短パルスレーザを使って行う。
- 大気ニューイベントをスキャンして、ニュートリノ振動を確認する。
- 三日目:引き続き実習、まとめ。 岡山移動。
開講科目名: 先端基礎科学概論
先端基礎科学概論開講通知
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