高校生のための先端科学技術体験合宿プログラム
サイエンスキャンプ2011 岡山大学会場
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【2011/8/19(金) 4日目】
(1)『超伝導を量子力学の理論から理解すると』
講師:市岡 優典
【受講生の感想】
◆量子力学にはもともと興味があり、何となく知っていたが、ボーズ・アインシュタイン凝縮など新しい知識を身に
つけることができた。しかし、同時に解らないことも増え、学ぶのは難しいと思った。やはり気になるので、本や
大学で勉強したいと思った。その為の物理・数学の授業もきちんと受けようと思った。
◆少し難しかったけど、超伝導についての講義は特に聴きたかった話だったので集中して聴くことができた。フェルミ粒子とボーズ粒子の話や波に
なって動くというのが印象的だった。
◆今回のキャンプの講義の中で一番楽しく興味を持って聴くことができた。
◆超伝導に関しては、理論を全く知らなかったのでこのような講義を受けることを望んでいたが、予想以上に難しく知識に乏しい自分には少ししか
理解できなかったのでとても残念だった。資料にとても詳しく記載されているのでそれを元に理解を深めていきたい。
(2)『極限の世界』/『ダイヤモンド超伝導』
講師:荒木 新吾 / 村岡 祐治
◆ダイヤモンド超伝導に興味を持っていたので多少知識はあったが、実際にCDVの機械を見たことがなかったので、
見ることができて本当に良かった。しかも岡山大学のCDVはオリジナルと言うことでやはり大学は違うと感心した。
◆地球の深層部という高圧な環境下で多くの時間をかけて作られるダイヤモンドを人間の手で造りだすのはすごい
と思った。
◆ダイヤモンドを膜状にすると転移温度が上がるとうことはとても不思議に満ちていた。
◆たくさんの大学の施設や機械を見て回ることができた。大学院生が大学生活について色々教えてくださった。
◆常温で水に圧力をかけると氷になる現象はどこかで聞いたことがあったが、間近でその状態を見ることができ興奮した。
(3)『超伝導体の電気伝導度 温度変化測定』/『磁気特性の温度変化測定』
講師:俣野 和明 / 味野 道信
【受講生の感想】
◆測定の目的をよく理解できたので実験もやり易かった。
◆超伝導体に変わる瞬間を目前で見て、本当に変わるというのを実感できた。グラフが急に上がっていくところを見
たときは、おお!と嬉しくなった。
◆焼いた試料も割れることなく、全て完成していたので良かった。実験の方法も前日までに教えてもらったこと等が
利用されていて、このように利用することができるのだなと感心した。
◆超伝導体を浮かせるには形や厚さが大きく関係しているということがわかった。浮いた時には歓声を上げてみんなで喜んだ。
◆実験の内容を良く理解していなかったので段取りが上手くいかなかった。熱電対は前回もやったが、良くわからずに次にいってしまったので、
やはりその時々に解決しておくべきだったと思う。
◆仕組みは難しかったが実験のコツが聞けた。何より、磁石が浮いたことに感動した。相対性理論の話も面白かった。
◆難しいことを学び自分の視野を広げることができ、実験での重要点など沢山の大切な知識を得ることができた大切な一日だった。